【泣いた】「娘の生を無意味にしたくない」無脳症と診断された赤ちゃん。74分間で生涯を終えた娘が成し遂げたこと

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命の時間は誰にでも平等ではありません。

限られたその命の中で、私たちは何を成し遂げることができるのでしょうか。

今回ご紹介するのは改めて「命」について考えさせられるお話しです。

わずか74分の命を終えた赤ちゃんが生きた奇跡をご覧ください。



無脳症と診断された胎児



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イギリスのサフォーク州に暮らす、妻のエマさんと夫のドルさん夫妻。

2015年11月、夫妻の元に新たな2つの命が誕生しました。

可愛い二卵性の双子、女の子の名前はホープ(Hope)、男の子はジョージです。

医師から妊娠を知らされたとき喜びに浸った夫婦。

しかし妊娠3ヶ月になるころ、悲しいニュースが舞い込みました。

双子のうちの1人、女の子のホープが無脳症を患っていることが判明したのです。

無脳症を患った赤ちゃんは生まれてもたった数日しか生きられない事、そして中絶手術をしてはどうかと医師から宣告されます。



夫婦の決断



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長年の夢だった子供を一人でも死なせてしまいたくない。

そう思った両親は思い切った決断をすることになるのでした。

少なくとも、「生」を始める機会を与えたい。

言葉では表せない深い悲しみの中、そう強く思った夫婦。

「正気ではいられなかったけれど、娘の生を無意味にしたくなかった」

夫婦はホープ、ジョージともに出産をすることを決めました。



運命の出産の時



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そして迎えた出産の日。

先に生まれたジョージは兄となり、その後妹のホープちゃんが誕生しました。

出産直後、夫婦は何を語ることもなくただただ静かに我が子を抱きしめます。

その小さな手で指にしがみつくホープちゃんの姿に、思わず涙を流すエマさん。

こうして74分間というごくわずかな時間の中、母の腕の中で天国へ旅立ちました。

エマさんは自身の手で、亡くなった娘の目を閉じてあげました。



娘は私たちのヒーロー



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時は遡り、エマさんが双子を妊娠中の頃こことです。

夫婦は自分の子供と同じ「無脳症」に苦しんで亡くなったテディー・ホールストン君のお話を聞きました。

テディー君は100分間という短い命ののちに臓器提供者となり、今でも誰かの中で生き続けています。

その話を聞いた夫妻は彼の姿に感銘を受け、我が子にホープと名付けました。

そして、テディー君と同じく臓器の提供をすることを決意していたのです。

こうすることで、最愛の我が子が誰かを救い、そしてこれからも生き続けていくと考えた夫妻。


「ホープがこの世で生きたのはわずか74分でしたが、人が一生のうちでできることよりもはるかに大切なことを短い命の間に実現したのだと思います。

私たちにとって、娘はヒーローです。

私は生きている限りホープのことを忘れることはないでしょう」



こうしてホープちゃんは臓器提供者となり、現在は2つの心臓が大人の体へ移植されています。

冷凍で保存されている肝細胞は必要な患者に渡る予定だそうです。

あまりにも短すぎる人生の中で、ホープちゃんは世界のどこかにいる患者さんに「希望」を伝えてくれました。

両親が決断するまでにどれほどの苦悩を味わったのでしょうか。

しかし、今日も誰かの中で生き続けるホープちゃんは、間違いなくこれから私たちの中でも生き続けていくことでしょう。
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