【考えさせられる】「私たちに何ができるのか・・・」水族館に展示された『水』だけの水槽。亡き水族館長が伝えたい思いに涙

1e1b7a7452c9f26fe4456266f04bb1dd

鹿児島県にある『かごしま水族館』で、創業当時から展示されている一つの水槽。

順路の最後に、生物が何も入っていないただの『水』が展示されているのはご存知でしょうか?

近年は「忘れられた水槽」となってしまった水槽が、ある投稿により再び注目を集めています。

「沈黙の海」と題されたその水槽には、今は亡き初代水族館長が私たちに伝えたい思いが込められていました。


沈黙の海



b613fbee-l

黒潮に乗って回遊する魚が生息する「黒潮大水槽」や、錦江湾の生き物たちを展示した「かごしまの海」などの大水槽が展示されるかごしま水族館。

他にもイルカやアザラシ、そして迫力満点のジンベエザメに出会うこともできるこの水族館には、一度見たら忘れられない変わった水槽があります。

数ある水槽を超え出口に向かうと見えてくる、壁に埋め込まれた小さな水槽。

縦130センチ、横110センチ、奥行き12センチの小さな青い水槽には、創業当時から何も生き物がいない状態で展示されていました。

水槽の隣には「沈黙の海」と題された、初代水族館長からのメッセージが添えられています。

そのメッセージはあるTwitterの投稿により多くの人の心へ届けられました。


わたしたちは 何をしたらいいのだろう



1
青い海 なにもいない
もう耳をふさぎたいほど
生きものたちの歌が聞こえていた海
それが いつのまにか、何も聞こえない
青い海

人間という生きものが
自分たちだけのことしか考えない
そんな毎日が続いているうち
生きものたちの歌がひとつ消え
ふたつ消えて
それが いつのまにか なにも聞こえない
青い 沈黙の海

そんな海を子供たちに残さないために
わたしたちは 何をしたらいいのだろう?

これは初代館長である吉田啓正さんからのメッセージ。

あまりの静けさに不気味ささえ感じてしまう、この水槽の展示を考案したのも吉田さんでした。

「吉田さんは『生き物を見せるだけじゃなくて、海の環境問題について伝えたり、訴えることをやっていかなきゃいけない』と話していました。それが、この水槽なんです」

当時の事をこう振り返るのは、現館長の荻野洸太郎さん。

出口近くのレストラン入り口付近に場所を決め、小さな種層は特注で作られたそうです。


忘れられた水槽



SfY5lNBckhch1Dr1539570801_1539570821

開館当初は女子高生を中心に種層の前に20分ほど立ち尽くす人をよく見かけたという荻野さん。

しかし次第に立ち止まる人は少なくなってしまったそうです。
「いつのまにか『忘れられた水槽』になっていました。

それが、こうしてツイッターなどを通じて話題になるのはうれしいです。

魚を見るだけじゃなく、海を考えるきっかけになればと思います」

荻野さんはこの水槽について、このように話しました。


近頃は海の汚染など、悲しいニュースが多く発生しています。

その海でしか生きられない生物がいることを、そして私たち人間が海から大きな恵みを与えられていることを忘れてはいけません。



※一緒に読まれている記事

【訴え】「とんこはなぜ動物園にいるの?」旭山動物園の掲示パネルに書かれた内容に考えさせられる

【切実】とあるコンビニに貼りだされた紙。その悲しい内容に考えさせられる

【驚愕】「未就学児連れのお客様のご入店をお断りさせていただきます」親は見て見ぬふり…。耐えかねたカフェの苦渋の決断に考えさせられる
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ほかサイト様更新情報

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>