父に恋心を持った娘が起こしたまさかの行動←父親のことしか考えられない娘はとんでもない方法で父親の気を引こうとする


わたしの生きる道

Side-A

つまが死んだ

交通事故だった

保育園に娘を迎えに行った先での出来事

その日、雨だった

その日、妻は少し迎えが遅くなっていた

その日、娘はまちわびて門の前にいた

その日、路面は滑りやすかった

電話を受けてからの記憶はほとんどない

ただ、断片的な事だけ

布が被せられた妻、妻の前で動かない娘、

泣きながら謝る男…

ほかに医師やら警察やらがいたような気もするが

どう応対していたのかわからない

雨音だけが耳に残っていた

2: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/20(水) 18:02:04.01 ID:fS572BUV0
彼女はとても愛されていたようで、たくさんの弔問・参列をしていただいた


みんなが泣いていて、みんなが悲しみを浮かべていて、

みんなが別れを惜しむ中、

わたしはただただその光景を見ていた

妻の葬儀がおわる

「娘ちゃんの事も男の事も心配だ、自分たちと一緒に暮らそう」

両親からの言葉だった

父さんたちは、物事を押し付けるタイプではない

それなのに同居を向こうから持ちかけられたという事は、

自身の自覚こそなかったが、わたしはかなり参っていたのだろう

…すこし、考えさせてほしい

そう答えようとした時、服の裾をつかまれた

「……」

言葉こそないが、娘から拒絶の意志を感じる

しばらくふたりで様子をみさせてもらう

それがわたしがだした結論だった

明らかなわたしたちのわがままであるのだが父母義父母ともども

いつでも頼ってきていいんだよと言葉を返してくれた

頭があがらなかった

時間に余裕ができ、妻の荷物を整理し始めるが手が進まない

物を、思い出を大事にする彼女の持ち物はわたしにとってにが、おもい

その日は雨が降っていた

3: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/20(水) 18:15:04.39 ID:fS572BUV0

妻がいなくなって、幾年

最近ようやく素直に泣けるようになったが

彼女がいなくなった事には未だなれていない

娘に気づかれないよう、心配させないよう隠して生活をする

不器用な男手一つの家事、育児などたかが知れているものだが

後者の方は娘があっという間に手から離れてしまい、前者のフォローをしてくれている

年頃の娘に人並みの生活をおくらせるために、娘の手を借りる

学校の友人と遊ぶ時間を奪ってしまっているのでは



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