ある日、アメリカのテキサス州のホームセンターで、商品に付けられた値札を偽装している夫婦を店員が発見します。
ただちに警察に通報され、この夫婦は逮捕されることになりました。
そして警察官が車の中を調べると、そこにはぐったりとした子犬がおり、さらに車内からはヘロインが発見されました。
警察官はこの光景を見て「もしかしたら子犬はヘロインを食べてしまった可能性がある」と判断して、すぐに動物病院へ搬送しました。
果たしてこの子犬は一体どうなってしまうのでしょうか?
■ヘロイン中毒になってしまった子犬を救うために早急な治療が行われた
動物病院はただちにヘロイン中毒かどうかのテストを行いました。
すると結果は警察官が予想した通り、陽性の反応が出てしまったのです。
その間にも子犬は昏睡状態へ陥ってしまい、低体温状態で呼吸がいつ停止
してもおかしくないという危機的状況で、1分1秒も無駄にできない状態でした。
幸い今回担当した獣医師は過去にヘロイン中毒の治療を経験したことがあったので、的確な治療を行うことができました。
そして24時間後…子犬は無事に意識を取り戻し、症状もどんどん回復傾向へ向かっていきました。
この子犬はラッキーと名付けられ、テキサスにあるアニマルサービスで保護されることになります。
そしてこのラッキーには素敵な里親さんが現れました。
■ラッキーにとって素敵な里親さんとの出会い
ラッキーは元々人懐っこい性格のようで、保護施設のスタッフ達ともすぐに打ち解けました。
すぐに里親探しが始まりますが、ヘロイン中毒になった子犬はすっかり注目の的となっており、メディアからも注目される存在になっていました。
そのため、ラッキーを引き取りたいという里親も多く、スタッフも誰を里親にしようかと悩んでしまうほどでした。
そんな中、祖父母と一緒に訪れた1人の少女がこのラッキーを見ると表情が明るくなりました。
ラッキーに抱きついた瞬間の笑顔もとっても素敵で、メディアでも注目されるようになりました。
しかし抽選の結果、里親として選ばれたのは1人の男性でした。
それでもラッキーはこの少女の元から全く離れようとしませんでした。
その姿を見た男性は「ラッキーはこの女の子と暮らした方が幸せになるのではないか」と思い、少女に里親としての権利を譲渡しました。
こうしてラッキーは少女の元へ引き取られることになり、新しい犬生を歩むことになります。
これからは素敵な家族に囲まれて、たっぷりの愛情を受けながら暮らしていくことでしょう!
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