アメリカのフロリダ州で警察官として働いているジェームスさんは、ある日訪れた民家の近くでか細い子犬の鳴き声のような声を耳にします。
その声はあまりにもか弱いもので、どこからその声が聞こえているのかというのもわからない状態でした。
そしてようやくその声の元を見つけたジェームスさんは驚きの光景を目にします。
なんとそこには下水溝に落ちて溺れてしまっている1匹の子犬がいたのです。
ジェームスさんはすぐに子犬を救出しますが、長い間溺れていたのか、体力を消耗している状態でしたが、幸いにも大きな怪我もしていませんでした。
果たしてこの子犬はこの後どうなってしまうのでしょうか?
■救出された子犬には飼い主がいなかった…
ジェームスさんに救われた子犬は野良犬の母親とはぐれてしまったのか、はたまた誰かに捨てられたのか迷子になったのか…この子犬がどこの子なのかはわかりませんでした。
ジェームスさんは「もしかしたら飼い主がこの近くに住んでいるかもしれない」と思い、とにかく片っ端から近所の民家を回って子犬の飼い主さんを探しました。
しかしこの子犬の飼い主はおろか、この子犬のことを知っている人は誰一人いませんでした。
ジェームスさんはとりあえず下水溝で汚れてしまった体を丁寧に洗ってあげますが、不安と疲労感から子犬はぐったりとした状態でした。
そしてふと子犬がジェームスさんを見上げた瞬間、ジェームスさんは「この子に出会ったのは偶然ではなく運命なのでは?」と感じました。
「あの時この子犬の声を偶然聞いたのは自分だけだった…。この子犬は僕と一緒に過ごす運命なんだ」と思ったジェームスさんはこの子犬を引き取ることを決意しました。
■ジェームスさんに引き取られた子犬のその後
ジェームスさんに引き取られた子犬は「パドル」という名前がつけられ、今では家族の一員として幸せに暮らしています。
家ではジェームスさんのベッドで寝たり、オモチャで無邪気に遊ぶ姿が見られたのだそうです。
下水溝に落ちてピンチだったパドルはジェームスさんに救われたことで、幸せな生活を手に入れることができました。
こう考えると偶然や運命的な出会いというのは本当にあるものなんだなというのを改めて実感させられますね。
パドルには今まで大変な思いをしてきた分、これからは幸せに暮らしていってほしいですね。
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