自分の命を犠牲にして妹を守った10歳の少女へ。救助隊員の悲痛な思いが綴られた手紙に涙が止まらない


2016年8月24日、イタリア中部を中心にマグニチュード6.2を観測した大地震。

現地時間3時36分に発生したため多くの人が就寝しており、建物の下敷きになるなどしておよそ300人もの人たちが命を落とす結果となりました。

そして地震発生からおよそ16時間後の事です。

とある民家で救助差表に当たっていたレスキュー隊員は、瓦礫の山の中で驚くべき光景を目の当たりにしたのです。


妹を守った姉





決死の作業を続けていたレスキュー隊員は、瓦礫の中から小さな女の子を2人発見しました。

2人は姉妹で姉は10歳のジュリアちゃん、妹は4歳のジョルジャちゃんです。

ジュリアちゃんは残念ながらすでに心配が停止している状態で発見されたのですが、妹のジョルジャちゃんは奇跡的に無傷の状態でした。

なんとジュリアちゃんは、降り注ぐ瓦礫から妹を守るためにその小さな体で瓦礫を受け止めていたのです。

発見した隊員たちは、ジョルジャちゃんの身体に覆いかぶさるようにして亡くなっているジュリアちゃんの姿に涙が止められませんでした。

その光景は隊員たちの目に焼き付き、心を締め付けたといいます。

そして地震発生から2日後、最も被害が甚大だったアルカータ村とペスカーラ・デル・トロント村の犠牲者35人の合同葬儀が執り行われました。

そして白く小さな棺の上には、あの時のレスキュー隊員からの手紙が添えられていたのです。


どうか許してほしい




小さなお嬢さんへ

君を瓦礫の中から助け出すことが私たちには精一杯で、発見するのが遅くなってしまったことを、どうか許してほしい。

君を見つけた時、君の呼吸はもう止まっていたんだ。

でも、私たちができる限りのことをしたことだけは知っていて欲しい。

君は、天使になって空から僕らを見守っていてくれているだろう。

そして、夜には輝く星になるんだね。

さようなら、ジュリア。

君が僕のことを知らなくても、僕は君を愛しているよ。

希望をすてずに最後まで救助に当たり続けたレスキュー隊員の気持ちを思うと胸が痛みますね。

しかし彼らのおかげで救われた命は大勢います。

自分の命が危険にさらされた時、たとえ大人でもとっさに誰かをかばうことは難しいことです。

それをたった10歳の少女が恐怖や痛みと闘いながら妹のために立ち上がったったのです。

どんなに怖かったでしょうか?

どんなに痛かったでしょうか?


どんな言葉を綴っても伝えきれない切なさが残ります。

せめて、姉とレスキュー隊の双方から命を救われたジョルジャちゃんが健やかに育ってくれることを願わずにはいられません。

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