【許せない】放置され半分になった体重・・・2頭の愛犬を餓死寸前まで追い込んだ飼い主が裁判で言い渡された判決とは?


犬は私たちの生活に癒しを与えてくれる存在です。

その愛らしい仕草や表情、一目見たら家に連れ帰ってしまいたくなることもありますね。

お子さんのいる家庭では、子供が犬を飼いたいと駄々をこねるといった経験も少なくないのではと思います。

しかし実際に飼うという事は、「」を預かるといこと。

ただ可愛いだけではなく、毎日のご飯や散歩、予防接種や万が一病気をしたときのことまで考えなくてはなりません。

犬の生涯は私たち人間にゆだねられ、その責任を果たさなければならないのです。

そして悲しいことに、その責任を果たさずに放棄する人間がこの世界には溢れています。

今回ご紹介するのはイギリスで起きたとても悲しい事件。

愛犬であるはずの飼い犬を通常体重の半分にまで放置した飼い主に、裁判所はある判決を下しました。


飼育放棄された犬





イギリスに暮らすゾーイ・フィンレイさんには8歳~13歳の4人の子供がいます。

ある日子供たちに「犬を飼いたい」とせがまれたゾーイさんは、ノーと言えずに2頭の大型犬を購入しました。

マスティフのヴィニー(4歳)とボルドー・マスティフのヒューゴ(1歳)です。

これから家族と共に輝かしい生活を送っていくと思われた2頭でしたが、この後悲惨な姿となって発見される事になったのです。

「犬が飼育放棄されているようだ」

RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)に、ゾーイさんの近隣住民から1本の通報が入りました。

そこでRSPCA捜査官のアントニー・ジョインズさんがゾーイさんの家を訪問したところ、驚くべき光景を目の当たりにしたのです。





ゾーイさん宅を訪れたアントニーさんが窓から家の中を覗いた所、犬の排泄物が散乱している室内に2頭の痩せ細った犬がいたのです。

あばら骨が浮き出た状態の2頭を見たアントニーさんは家の中に入ることができるように警察へ要請し、近所の動物病院に犬の診察を依頼しました。

マスティフやドーグドボルドーのような大型犬は体重が50kg近くになるとされますが、ヴィニーは21.9kg、ヒューゴは26.2kgしかありませんでした。

家に訪れたアントニーさんに対しゾーイさんは「全てのことがいっぱいいっぱいで、犬の世話まで回っていない」と飼育放棄している事実を認めたたものの、台所にいたヒューゴ以外は飼っていないと嘘までついていたのです。

しかし後に2階の寝室にいたヴィニーの存在を認め、2頭をRSPCAに引き渡すことを承諾しました。



2頭を診察した動物病院の医師によると、ヴィニーは臓器の機能を失いかけている状態で、あと数日放置されていれば死んでいたかもしれなかったそう。

また2頭とも瞼が内側に巻き込むことで起こる「眼瞼内反症」を患っており、これまで治療をしていなかったために手術が必要との事でした。


裁判の結果





2頭が保護されてから4ヶ月後、ウィラル治安裁判所でゾーイさんの裁判が行われました。

弁護人は、当時の彼女は4人の子を抱えながら認知症の母親の介護をしており、精神的にかなり不安定になっていたことを主張。

困窮した生活のために家に食料がなく、愛犬はおろか自身も何も口にできない日々もあったのだとか。

それに加えて以前から抱えていた精神疾患が悪化し、頼るべき親族が近くにいなかったことや孤独に陥っていたことなどが語られたといいます。

そしてゾーイさんは法廷で自身の口からこのようなことを述べています。
「ペットを苦しませてしまったことを心から恥じ申し訳なく思う。

自分では決して犬を飼いたいとは思っていなかったが、子供らにせがまれてNOと言えなかった」

しかしゾーイさんは5年前にも飼っていたペットの状態が酷かったことでRSPCAから警告を受けていた事が判明したのです。

その結果計3件の動物福祉法に違反した罪が認められ以下の判決が下されました。

・18か月間の執行猶予付き12週の有罪判決
・18か月間の保護観察処分
・12週間は午後7時~午前7時まで外出禁止令
・615ポンド(約92,000円)の裁判所費用の支払い
・ペットの飼育を生涯禁止


イギリスではペットショップでの子猫・子犬の販売が禁止されるなど、動物の愛護に力を入れている国です。

他の国のように犯人がお咎めなく野放しになんてことにはならなかったようで安心しました。

その後2頭は動物病院でケアが行われ、ヒューゴは3kg、ヴィニーは6kgの体重が増加し、その後も奇跡的な回復を見せてくれました。

2頭の痛ましい犬を救助に導いたアントニーさんは、今回の事件についてこのように話しています。
「このような処罰が下って良かったと思っています。

周りに助けを求めることができたにもかかわらず、それをしなかったのは彼女の責任です。

もし通報がなければ、今頃は2頭の亡骸を発見していたかもしれません。

餓死寸前まで追いやったことは許されるべきことではありませんから。

ただ嬉しいのは、回復したヴィニーとヒューゴには新しい飼い主が見つかり引き取られていったことです。

今度は素敵な家族がいる温かい家庭で、元気に過ごしてほしいですね。」



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ほかサイト様更新情報

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>